多機能ケータイに対するApple信者の批判の傾向と対策
最近、iPhoneの後を追う様にタッチ機能付き携帯電話だとか、加速度センサー付きだとか、なんだとかかんだとか出ている。これはApple信者としては全てがiPhoneの二番煎じに見え、衆目の批判も省みずに批判をすることが考えられる。
本稿では、そうしたApple信者に有り勝ちな反論の傾向と、それに対する対策を、長年Apple信者として啓蒙活動に従事して来た筆者の立場から述べてゆく。
加速度センサー搭載!!!!に対する批判
『加速度センサー搭載なら iPod touch・iPhone が真っ先に使ったっちゅうの』
この批判は正しい。こうした批判が出て来るのはApple信者に『世界で初めてのGUIパソコンを考えたのはApple!』と云う自負がある為である。
これはどういうことかと云うと、現在のGUIパソコンの原型を創ったのはAppleであり、それをWindowsに横取りされたと云う苦い経験がある為、僕らのAppleが使い始めた技術を他の会社が使い始め、それをさも新しそうに宣伝したりすると声高に批判したくなるのである。
余談だが、GUIについて語り出したら、十中八九『Alt ワークステーション』について語り出すので、そういうときは id:sumim さんを紹介するのが礼儀なので忘れてはイケナイ。
フルブラウザ搭載!!!!!
『iPhoneにはSafari入ってるし。ケータイのフルブラウザ(笑)とかwwww』
残念、フルブラウザはiPhoneが登場する遥か昔から携帯に存在している*1。
勿論、そうした黎明期のフルブラウザは貧弱だったかもしれない。だが、CMを見る限りでは、もはやそうしたフルブラウザは遜色ないものになっているし、友人は多機能PHSをiPhoneが出る数年前から使って居るが、普通のブラウザと殆んど変わりない。
すると、
『Safariの綺麗さには叶わないだろ。指でスクロール出来んのかよ?w』
と云う反論が返って来よう。これには
『でもiPhoneじゃFlash使えないじゃん』
と云っておけばそれでよい。
或いは
『フルブラウザって金余分に掛かんじゃん』
とか云ってくるかもしれないが、そう云う場合はiPhoneの通信費用を糺問してみれば瞬殺である。
タッチ機能搭載!!指でスクロールとか出来るよ!!
『動きがぎこちないし直感的じゃない』
これは筆者もその通りだと思うので、特に論破する方法は書かない。
すごい!開く方向によってキートップの方向が違う!への反論
『iPhoneはソフトウェアキーボードだからそんなの関係ないしwww』
ソフトウェアキーボードは歩きながら打つのが面倒臭いことこのうえない。つるつるしてるし。間違えて隣の打つし。
まあケータイlikeな打ち込み方も出来る様にはなったのであるていど改善されてるけど。
単語登録がないとかマジ無いわー。iPhone終わってる/(^o^)\
終わりに
これまで、幾つかの項目についてApple信者生態学を駆使し考察を行なって来たが、最後にApple信者をかなりの確立で黙らせる取って置きの台詞を紹介したい。
『Androidについてどう思う?』
大体の人物はこれで打ち落せる*2。逆に、的確な意見の云える者はそもそも安易に他のケータイを批判したりしないだろうから、その人の意見は一聴に値する*3。
猶、類似したものに、
『Newton について聞かせてよ』
と云うものがあるが、これは使ってはいけない。何故なら、こうすると信者はNewtonが如何に先進的で時代の先を行くものであったかを説く殊に終始し、時代の流れを勝手に嘆き始めるからである。
それでも猶、Newton の失策について問い質そうとするなら、全てはスカリーの所為だ砂糖水でも売ってりゃよかったんだ的な感じになって、スカリー批判を始める。でも今はジョブズが居るから大丈夫さ!と云う話の展開になってしまう。そのまま抛っておけば、話はどんどケータイ電話から遠ざかりApple周辺の因縁話しや現実歪曲フィールドについて語り始め、Appleの歴史についての話しになり、どんど話題から放れて行くだろう。
そうなれば、『ジョブズ死にそうだね』とか云っても、
『いいや、ジョブズは死なない!』
と、根拠もなく自信満々に云い放つ様になって最早手が付けられなくなるだろう。こうなったら最早気が済む迄話させておくしか手は失くなる。