これは圏です(はてな使ったら負けだとおもっていた)

きっと何者にもなれないつぎの読者につづく。

『やし酒飲み』観てきた

今、帰りの電車でこれを書いてる。


観ていて鳥肌の立つ芝居と云うモノがある。今日観たやし酒飲みは正にそれだった。
良い芝居というのは今までに幾つか観て来た。しかし、これほど迄に力の凄まじい芝居を観たのは久し振りだ。

入場して、開演までの間は客寄せのマイムとダンスの芝居をやってる。それを観た時点から、『これはやって来れそうだぞ……!!!』と思って、思わず笑みが零れた。


演じ手の力、それが客席迄ストレートに飛んで来て、それに観客も巻き込まれて行く。終わった後に小屋全体を包み込む何だかワーッとしてガーッでホワッとした空気。ありきたりな表現ではあるが、終演後も物語は続き、観た人・演じた人の中で何かが始まる。これは真正の演劇だ。これが観たくて嬉しくて芝居をやってるんだ。


自分は矢張り演劇人なんだなぁ…観終わって改めてしみじみとそう思った。いや、観る、と云うよりそこに"居る"と云うべきか。最早そこに観客と役者の境は存在していない。


いいなぁ。こういう芝居が観たかったんだ。


さて、こちらはこちらでこの後トゥーランドットと学園祭が控えている。今日芝居を観て貰った物、それを返せる様なモノにしたい。いや、しなくては行けない。



最高に素晴らしいお芝居をありがとう!